夫婦と愛犬が伸び伸びと暮らせる家【人生後半を楽しむリフォーム事例01】 

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夫婦と愛犬が伸び伸びと暮らせる家【人生後半を楽しむリフォーム事例01】 

 

取材・文/臼井美伸
取材協力・監修/水越美枝子

人生後半の年月を、住みづらい家で我慢しながら暮らすのではなく、自分たちに合った家に住み替えて、心豊かに暮らしたいと考えるシニア世代が増えている。

50歳を過ぎてからのリフォームで「人生後半を楽しむ家」を手に入れた人たちに、リフォームの内容と、リフォームによって暮らしがどう変わったのかを聞いてみた。

■移住するか、リフォームするか

坂本さん夫妻(夫62歳・妻61歳)が、愛犬ウエンディと暮らす一戸建ては、千葉県の郊外の、のどかな住宅地にある。

庭に面している広々としたリビング・ダイニングには、大きな窓から一日中光が差し込む。

ほとんど家具がなく、すっきりとしたリビング。収納スペースが充実しているため、散らかる心配がない。愛犬ウエンディの寝室も、壁の中に収納されている。

動線を遮るものがないので、ゆったりとくつろげる気持ちのいい空間だ。

坂本夫妻がこの家をリフォームしたのは3年前。子どもたちが次々と独立したことと、家の老朽化がきっかけだった。

さらに、子育てが生活の中心で、働き盛りだった時代につくられたマイホームは、間取りや設備が、シニア世代の夫婦二人のライフスタイルには合わなくなっていた。

夫の退職を数年後に控え、「住まいをどうするか」という問題に向き合うことになった。

趣味や友人との交流を楽しめる快適な家で、愛犬とともに穏やかな老後を過ごしたい。

当初は、都心の利便性のいいマンションに住み替えることを検討したが、ペットの体重制限という問題がなかなかクリアできなかった。長年構築してきた「地元のコミュニティ」を手放すことの心細さもあり、最終的には「今の家をリフォームして住む」という選択に行きついた。

■リフォームで解決したかったこと

シニア世代の多くは、住まいに共通の、次のような悩みを抱えている。

・間取りがライフスタイルに合わない

・物があふれて、収まらない

・家事や生活動線が長くて、疲れる

・インテリアの趣味が変わった

・趣味や勉強のためのスペースが欲しい

そのほか、「子どもが年頃になったが、結婚相手を家に呼ぶのが恥ずかしい」という声もよく聞く。

坂本さん夫婦も、例外ではない。さらに、リフォームで次のような問題も解決したいと思っていた。

・冬の寒さが悩みなので、断熱性を高めたい

・外からの視線を遮る工夫がほしい

・目立ちすぎない場所に愛犬の寝室をつくりたい

住まいをリフォームすると決めて、早速いくつもの住宅メーカーや工務店に相談したが、こちらの希望を伝えても、予算的に無理と言われることが多く、相談すればするほど気持ちは沈んでいったという。

そんなときに出会ったのが、一級建築士の水越美枝子さんだ。徹底して主婦の目線で考えた間取りや収納スペースによる、「自然と片付く家づくり」で定評があった。

水越さんは、坂本さんの希望をひとつひとつ理解してくれ、思いがけない提案をしてくれたという。

リフォーム前のリビング。収納家具が部屋を圧迫していた。

リフォーム後のリビング。収納家具はひとつもなく、広々とした空間に。

リフォーム前のダイニング。

リフォーム後のダイニング。

■片づけなくても片づく家に

リフォームの大きなポイントは、造り付けの収納をたっぷりと設けたことだ。

27年間住み続けるうちに、増え続けた物は、住まいを圧迫していた。収納スペースに入りきらないので、家具を買い足しては収めていたものの、奥様は常に片づけや探しものをしていたという。

それが、動線を考えた最適な場所に収納が設けられ、すべての物が収納スペースに収まったことで、片づけがラクに、短時間でできるようになった。

天井から床までのパントリー。物の大きさに合わせて棚の高さを調節できる。

背面収納の充実したキッチン。通路幅を85と狭くすることで、歩き回らずに料理ができる使いやすいキッチンになった。

洗面室の壁一面に、奥行きの薄い収納を設けた。天窓から光が入るので電気がいらないほど明るい。

大きな下足入れとコートかけが充実した玄関スペース。ドア正面の壁には、裏庭を望むピクチャーウインドウを設けた。

片づいたのはモノだけではない。以前はリビングの一角を占領していた愛犬ウエンディの寝室も、リビングの壁のデッドスペースに、すっぽりと収まった。

収納用の置き家具がひとつもなく、広々とした空間になったリビングでは、人間も犬も、ストレスを感じることなく気持ちよく過ごすことができる。

■カーテンを開けて過ごせるように

実はリフォーム前には、通りからの視線が気になり、日中もリビングのカーテンを開けて過ごすことができなかった。それが、フェンスと植栽で外からの視線を遮り、窓の位置を変えたことで、いつでもカーテンを開け放して過ごせるように。明るく、開放的な空間になった。

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リフォーム前。カーテンを閉めたまま過ごしていた。

リフォーム後。窓の位置を変更し、フェンスを設けて外からの視線を遮った。

また、以前は洗濯物干し場がリビング・ダイニングから丸見えになるという問題もあったが、リフォームによって日当りよく、部屋からは見えない位置に干し場を移動したので、お客様が来ても慌てることがなくなった。

リビングから見えない干し場。

生活感のあるものはさりげなく隠れて、「見せたいものだけが目に入る」空間になったことで、いつでも人を呼べる家になったことも、リフォームの大きな収穫だ。

以前は外出が好きだった奥様も「今では家にいるのが一番楽しい」と言う。出張の多いご主人も、「家に帰ってくるとホッとする」といつも口にする。

設計を担当した水越さんは言う。

「一般的にリフォームというと、中だけのことを考える人が多いのですが、外側から考え直したほうがいい場合もあります。坂本さんの場合は、断熱性、プライバシー、採光や通風、外観などを改善するために、思い切って窓の位置を変更し、デザインも変えたほうがいいというご提案をしました。

このように、リフォームの値段で新築に近いような改築をすることもできるので、今後リフォームを考える方にはぜひ検討してほしいです」

坂本さんも、今回のリフォームを振り返って言う。

「リフォームを建築家に依頼するのは、ハードルが高いと考えている方がまだまだ多いようですが、ぜひ選択肢に入れてくださいと伝えたい気持ちです」。

奥様の現在の夢は、自宅でマナー教室や、外国人観光客を自宅に招いてもてなす「ホームビジット」を開くこと。和信さんも、数年後に迫るリタイアに向けて、第二の人生をどう過ごそうか、計画中だ。

60を過ぎて決断したリフォーム。思い描いた以上にアクティブで楽しいシニアライフが送れそうな予感に胸を膨らませながら、坂本さん一家は愛犬とともに穏やかな毎日を送っている。

取材・文/臼井美伸
編集・ライター。ペンギン企画室代表。カタログハウスにて『通販生活』のライター、ベネッセコーポレーションにて生活情報誌『サンキュ!』の副編集長などを経て、独立。水越美枝子さんをはじめ、小室淑恵さん(ワークライフバランス代表)、カリスマブロガー中山あいこさんの著書など、インテリアや女性の生き方、子育てなどのライフスタイルに関わる本の編集・執筆やプロデュースを手掛ける。

取材協力・監修/水越美枝子
一級建築士。キッチンスペシャリスト。日本女子大学住居学科卒業後、 清水建設に入社。
商業施設、マンション等の設計に携わる。1998年一級建築士事務所アトリエサラを共同主宰。新築・リフォームの住宅設計からインテリアコーディネイト・収納計画まで、トータルでの住まい作りを提案している。手がけた物件は200件以上。日本女子大学非常勤講師、NHK文化センター講師。著書に『40代からの住まいリセット術―人生が変わる家、3つの法則』(NHK新書)『いつまでも美しく暮らす住まいのルール 動線・インテリア・収納』(エクスナレッジ)がある。

撮影/永野佳世

【このリフォーム事例についてのお問い合わせ】
一級建築士事務所アトリエサラ
電話:03-5933-2734
http://www.a-sala.com/




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