住設・雑貨特化のヤマダ新業態、家電量販独自の仕掛けが充実

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住設・雑貨特化のヤマダ新業態、家電量販独自の仕掛けが充実

新業態1号店「インテリアリフォームYAMADA前橋店」の外観
 消費者の生活に密着した新規事業の成長を加速させているヤマダ電機が、リフォームに特化した新業態店舗「インテリアリフォームYAMADA前橋店」を6月30日にオープンした。これまでも店舗の一角でリフォームコーナーを展開してきた同社だが、リフォームを前面に打ち出した店舗は今回が初めて。第1号店が創業地の群馬県前橋ということからも、新業態にかける熱意がうかがえる。店舗取材で印象的だったのは、家電量販ならではのユーザーの購買欲を刺激する仕掛けだ。

●周辺店舗と連携 大規模な生活提案空間に



 2014年12月〜17年2月に営業していたリユース・アウトレット専門店「ヤマダ・再楽館 前橋店」をリニューアルした「インテリアリフォームYAMADA前橋店」。1階に駐車場、2階・3階に売り場を構えるお馴染みのピロティ形式で、外観は通常の郊外型テックランドと変わらない。

 しかし、エスカレーターを上った先に広がる空間は従来のヤマダの売り場とは明らかに異なる。床はフローリング、天井は電球色のLED照明、入口横のワゴンには洗剤や掃除シートなどの日用品が並ぶ。販売員の服装も、青のポロシャツに黒いエプロンという初めて目にするスタイルだ。

 もう1階上のフロアに移動すると、さらに雰囲気は一変する。2階より照明を抑えた空間に家具・家電・住宅設備をトータルコーディネートした展示が出現。その奥にはベッドやソファなどの家具を陳列する。

 「インテリアリフォームYAMADA前橋店」の参考事例になっているのが、17年3月10日に大阪・豊中市にオープンした「LABI LIFE SELECT 千里」だ。2階に注文住宅・ハウスメーカーのSxL(ヤマダ・エスバイエルホーム)ショールームを設け、生活提案型の売り場を構築。オープンから3か月が経過したが、一店舗内で家電からリフォーム、住宅まで住まいに関する要望を完結する新しい試みは好評を得ているという。

 「インテリアリフォームYAMADA前橋店」が「LABI LIFE SELECT 千里」と異なるのは、一店舗完結でなく周辺のヤマダの店舗と連携することでエコシステムを構築している点だ。約200m圏内に「テックランドNew前橋本店」とヤマダ・ウッドハウスのモデルハウスがあるので、雑貨や住設に特化できる。社員はアルバイト・パートを含めて40名体制、内3名はインテリアコーディネーターの有資格者だという。

 リユース・アウトレット専門店時代は目的買いの顧客がほとんどだったが、新店はファミリー層や若い世代までターゲットにする。「テックランドNew前橋本店」と相互送客することで、2店舗合計の売上高を従来の約1.5倍まで伸ばす計画だ。片方の店舗で一定額の買い物をした顧客には、もう片方の店舗でポイントがアップするクーポンも配布する。

●来客頻度を意識したインテリア雑貨フロア



 各フロアの特徴を詳細に分析していこう。まず、インテリア雑貨を中心に取り扱う2階フロア。壁沿いにカーテン、敷物、収納ケースなど大型のインテリア商材、中はバス・トイレ用品や食器など、雑貨や日用品が並ぶ。イメージはホームセンターに近い。

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