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IHクッキングヒーターやロボット掃除機でIoT化を加速させる日立の新コンセプト家電

IHクッキングヒーターやロボット掃除機でIoT化を加速させる日立の新コンセプト家電
◆「エコに足し算」から「ハロー!ハピネス」へ

 日立アプライアンスは、8年続いた「日立のエコに足し算」に代わり、家電製品の新しい宣伝キャンペーン「ハロー!ハピネス」を2月より展開する。「ハロー!ハピネス」は事業スローガン「360°ハピネス~ひとりひとりに、うれしい暮らしを~」の新コンセプトに基づいたキーワードで、新コンセプト製品第一弾の3商品が発表された。

【写真】IHクッキングヒーターやロボット掃除機でIoT化を加速させる日立の新コンセプト家電

 新コンセプトはそれぞれの生活課題を解決することをテーマに3つの柱を掲げている。ユーザーの声を商品やサービスに反映させた商品開発強化、外部のデザイナーとのコラボレーションなどによる高品位デザインを採用、そして目玉となるのが、デジタル技術の活用によるコネクテッド家電の順次発売、サービス事業の立上げだ。日立ではすでにIoTプラットフォーム「Lumada(ルマーダ)」で、スマート家電や他企業との協創といったスマートライフを展開しているが、今後はさらにそれを加速させ新しいスマートライフを創造していきたいという。

「私たちは機器のサプライヤーではなく、新しいスマートライフ事業の一定のプラットフォームになることを目指している。今回発表したのは機器としてのコネクテッド家電だが、プラットフォーマーになるためには他社との協創により、ハードだけではなくサービスをどう絡めていくのがポイントとなるので、今後さらにスマートライフのあり方を追求していく。そこにコネクテッド家電がひとつの端末として役割を果たす世界を目指していきたい」(日立製作所 生活・エコシステム事業統括本部長 中村晃一郎氏)

 コネクテッド家電とは、スマートフォンとの連携、Amazonアレクサ、GoogleホームといったAIスピーカー対応のできる家電で、最新のソフトウェアをダウンロードすることで、使い勝手や機能性を向上させる“進化する家電”だ。ソフトウェアによって操作性を向上させる「ソフトウェア デファインド コンセプト」について、日立アプライアンスの徳永俊昭取締役社長はこう話す。

「ソフトウェア デファインドを実現する前提がコネクテッドだと考えている。ネットワークにつながることでソフトウェアのバージョンアップを可能にするので、家電をネットワークにつなぐのは必要条件。今後日立が発売する家電は基本的にそれぞれのカテゴリにおいてコネクテッド家電を出していきたいと思うが、すべてのラインナップで実現するかどうかは商品計画上で検討の余地がある。

 現在提供しているプレミアム家電は、フル機能を積み込んでいることで価値を提供する考え方だが、お客様によってはまったく使わない機能もかなりあると認識している。洗濯機では節水モードを標準として提供しているが、多少水を使っても、洗濯時間が伸びてもいいので泥汚れを落としたいというお客様には、泥汚れ専用のプログラムをダウンロードできる。コネクテッド化した冷蔵庫は、冷蔵室として使っている部分を冷凍庫に変換して使える。これらはあくまで私が今思い立ったことではあるが、こうしたニーズに応えるベースとしてソフトウェア デファインドという手段を使いたいと考えている。だがこれらを実現するにはまだ商品企画を詰めないといけない部分も多く、技術的なハードルをクリアしなければいけないので、技術の日立に恥じないように進めていきたい」

◆ワーキングマザー、シニア世代に寄り添った家電

 今回コンセプトを刷新したのは、社会構造の変化、中でもワーキングマザー、シニア世代の増加が大きな起点になったと徳永社長は言う。ロボット掃除機は共働きで掃除の時間が限られている家庭を念頭に、スマートフォンで操作することで出かけている間に掃除を済ませる、急な来客の際も外出先から操作できるといった利便性がある。

 冷蔵庫はコネクテッド家電ではないが、ワーキングマザーに多い作り置き、下ごしらえ材料を新鮮に保管する機能を新開発した。IHクッキングヒーターについては火を使わない安全な調理家電としてシニア層に好評で、音声案内やシニア層が好む魚料理専用モードなどシニアに寄り添う機能を付けている。

〇IHクッキングヒーター「火加減マイスター」

 IH加熱、オーブン機能の300レシピの中から選び、スマートフォンを介して火加減を最適に運転してくれるIHクッキングヒーター。オーブン調理は基本的に自動で火加減は全部お任せにできるが、IH加熱は最初に鍋の温度を温める設定まで行い、その後は自分で操作する。例えば、適温調理が求められる揚げ物は、油が180度になるまでの加熱を本体が温度調整して実行、適温に達したら自身で操作する。

 IH加熱とオーブンの双方に重複するレシピもあるので都合の良いモードを選ぶことも可能。忙しかったらオーブンモードで完全お任せにできるし、IH加熱で調理するならば鍋の温度を一定にする「適温調理サポート」という新機能で、ハンバーグ、魚や肉のソテーなどひっくり返すタイミングなど火加減が難しいものを音声でサポートしてくれる。いずれも積算見積価格(税別・以下同)で、トップ幅75cmが46万2000円、トップ幅60cmが44万2000円。

〇ロボットクリーナー「ミニマル」

 スマホでつながるコネクテッド機能が充実しているのがロボット掃除機。開始時間や掃除モード、掃除コースを設定できるスケジュール予約、家の中ではリモコン操作をスマホで行うこともでき、留守中に遠隔操作する場合は、掃除履歴の確認も。使いやすくなった機能として「おこのみモード」は、壁ぎわ走行重視、反射走行重視、脚周り走行重視と、自分にあった機能を選択できる。参考価格はRV-EX20で12万円前後。

〇冷蔵庫「真空チルド」シリーズ

 新型冷蔵庫はユーザーの声や使用実態の調査を行い、浮かび上がった課題点をクリアすべく開発にあたった。調査では買ってきた惣菜や、食事で残ったごはんや惣菜を少しの間ラップ掛けして保管する“ちょい置き”が多いことが判明。またワーキングマザーの増加で、作り置きや下ごしらえ食材を一週間ほど保存する家庭が多いこともわかった。

 こうした実態に対応する新開発が、冷蔵室独立冷却システムでうるおいと鮮度を守る「うるおい低温冷蔵」。庫内の湿度の低下を抑えながら、約2℃という低温を保つことで、食品の乾燥や乾燥による変色を抑え、まとめて作った料理や惣菜の鮮度を長持ちさせる。実際に蒸しパンを触ってみると固さがまったく違っていた。卵ロールの卵の変色やパンの固さも違いも歴然。サラダも水分残量が多いためふんわりとしていた。参考価格は602LのR-HW60Jが37万円前後、520LのR-HW52Jは32万円前後。

【AJの読み】個々の生活シーンに合わせてくれるコネクテッド家電

 ワーキングマザーの悩みである、平日は家事の時間が夜しか取れない状況では、いかに家事の手間を省くことができるか、これからの家電のキーポイントはここにある。遠隔操作で掃除をしてくれる、クッキングヒーターに火加減をお任せするなど、まさにワーママに響くのがコネクテッド家電。また何年も使う家電は次第に愛着がわいてくるが、ソフトウェア デファインドで数年前に買った家電が進化続けるというのもコネクテッド家電の魅力だ。

文/阿部 純子






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