空間に動きを出すのが最先端!? インテリア国際見本市「ミラノサローネ」に見る、未来のトレンド【最高の部屋を作る。】

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空間に動きを出すのが最先端!? インテリア国際見本市「ミラノサローネ」に見る、未来のトレンド【最高の部屋を作る。】




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数年後のインテリアトレンドが分かる「ミラノサローネ」。ここではプロ視点で見つけてきたアイテムを眺めて、マイルームのコーディネートやトレンドを先取りしたい。

What’s ミラノサローネ?

1961年、イタリア家具やインテリア小物の輸出を促進するために誕生。見本市は巨大な本会場以外に、市内の至るところで“フォーリサローネ(サローネの外)”としてインテリアの自主展示が行われる。100万人規模の人々で賑わう世界一のデザインインテリアの祭典。



【インテリアトレンドを見つけてきたのはこの人】

窪川勝哉/インテリアスタイリスト 2004年から毎年「ミラノサローネ」に通い続けトレンド分析。ロンドン在住経験もあり。現在は東洋大学ライフデザイン学部非常勤講師も兼務する。

空間に動きを そして、動く照明を



世界中から集まる家具系プロダクトを目当てに、デザインに関わる人々も大集結する。ミラノの街全体がデザインのお祭り騒ぎになるのが「ミラノサローネ」だ。

今回デザイン通たちの熱い注目を集めていたのが、自由フォルムのソファたち。通常のソファと異なるそれらは、120度ほどに開いたものや、流氷のようなシェイプのものなど、空間に動きを与えるフォルムは千差万別。ソファにひとつのテーブルを合わせるのではなく、高さ違いのテーブルをランダムに置くなど、空間に動きをつけたレイアウトがポイントとなっていた。





▲ソファにシェルフにテレビ台と、マイルームのインテリアは意識をしないと何かと静的で直線的なものばかり揃ってしまいがち。これらの新作ソファやテーブルをレイヤードしたレイアウトのように、ひとつ自由フォルムのアイテムをプラスし、空間に動きを作るのが2017年のミラノ流だ。

そして、毎年注目されるトレンドカラーは、ペールトーンのピンクを用いたブースが目立ち、マスタード系イエローや深みのあるグリーンの素材感ある生地を纏ったアイテムは、高級感ある空間を演出する良きアクセントになっていた。





▲アイテム問わずよく見かけたカラーは、淡い色ではピンク、濃い色ではマスタードイエローやディープグリーンだ。マイルームに突然その色の家具をプラスするのは抵抗があると思うので、たとえばクッションカバーなど、まずは小物からトライしては、インテリアコーデに取り入れてどうだろうか。

照明の展示エリアでは、携帯端末などで位置や明るさを操作できる「スマートライティング」的な新作が天井を動きまわり、オフィス家具の展示エリアでは、パーテーションの役割もしてくれるスーパーハイバックなソファが一大トレンドとなっていた。



▲照明界のトレンドセッター、イタリアメーカー・フロスは、アプリ経由で照明の向きや明るさをコントロールできる「スマートコントロール」をリリース。もうひとつのトレンドセッター、イタリアメーカー・アルテミデのブースでは、ガラス内に板状の照明が収まるユニークなルックスが特徴的。LGエレクトロニクス製のOLEDを光源に使用している。





▲フランスのデザインデュオ「ブルレック兄弟」が、スイスの家具メーカー・ヴィトラからリリースされたハイバックソファ『アルコーブ』を皮切りに、各社リリース合戦となっている、オフィス用スーパーハイバックソファ。間仕切りを別途用意する必要が無く、デザイン性だけでなく、とても合理的なアイテムだ。

ミラノで発表された新作が日本にやって来るのはまだこれからだが、カラーやテーブルのレイアウトなど、比較的すぐに取り入れられそうなトレンドも散見できたので、是非マイルーム作りの参考にしていただけたらと思う。



▲ここ数年人気の大理石天板のテーブルたち。ちょっと前まではいわゆる白黒模様の大理石ばかりだったが、ここに来て石ハンターたちが世界中のレアな石を探し出し、大理石天板のバリエーションが急増。レアな模様や茶系の大理石まで、様々な表情のテーブルが出現してきた。この大理石人気はまだしばらく続きそうだ。

文/窪川勝哉

※『デジモノステーション』2017年7月号より抜粋






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